ふるさと納税を使わない人は損をしている件



個人の節税関係の記事は以前から書いてきたが、一般的なサラリーマンが利用するようなものではなかった。(バックナンバー:スーツを経費で落とせるか?【特定支出控除】 / 【納税方式比較!】青色申告をすべき?法人成りすべき?

 

今回は、誰にとってもお得な「ふるさと納税」について特集しようと思う。

ふるさと納税の流れはシンプルで、地方自治体にお金を払う」 → 「払ったお金に応じて地方の特産物がもらえる」&「支払った金額(¥2,000を除き)が翌年の住民税から控除されるというものだ。

一旦お金を払うが翌年には税金から控除されるので、結局は年間¥2,000 のみの自己負担で地方の特産品を得ることができるのだ。使わない理由はない。

 

例えば、ぼくが先日購入したLenovo ThinkPad X260は「ふるなび」から16万円で購入できるのだが、翌年の住民税が15万8,000円控除されることになる。

よって、実質¥2,000でPCが購入できることとなる。とんでもない制度である!

(※2017/6/24現在、ぼくの購入したLenovoのPCは品切れになってしまった。。。)

(※控除される上限額については年収で決まる。それについて下記2で解説。)

 

1.ふるさと納税の流れ

①ふるさと納税サイトにて商品購入

ここでもふるさと納税サイト「ふるなび」を例に出して解説する。

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購入画面は、Amazonや楽天と同じようなもので、住所や決済条件を記載する。

 

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至って普通である。

 

 

②ワンストップ特例制度を利用する

翌年の住民税が控除されるため、ふるさと納税は得なのだが、この「住民税控除」はどのような手続きをすればいいのだろうか?

確定申告をしている人は、申告書に記載をすればよいのだが、確定申告をしていない普通のサラリーマンは「ワンストップ特例制度」を利用するといい。

「申請書」と「身分証明書一式」を送るだけである

 

まずは「申請書」だ。

 

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寄付金税額控除に係る申告特例申込書(リンク先は「総務省」)

2016年:申請書の記入例(リンク先は「ふるさとチョイス」)

 

そして、「身分証明書一式」だが、3通りあるので、一番簡単なものを選ぼう。

A.「個人番号カード(マイナンバーカード)」をお持ちの方

 
 
個人番号カードの両面コピー

 
 
B.マイナンバーの「通知カード」をお持ちの方

 
 
通知カードのコピーと身分証(写真付き)のコピー

 
 
C.どちらもない方

 
 
個人番号が記載された住民票の写しと身分証(写真付き)のコピー

 

寄附の翌年1月10日までに送る必要がある(必着)。手間かもしれないが、確定申告を新たにするよりはマシだ。

 

2.限度額

世帯の給与によって、控除できる額の上限が変わる。

独身or共働き夫婦の例を下記する。(詳しくはふるなびの控除上限目安表を参照)

給与所得 控除上限額
          300万円 ¥25,000
          350万円 ¥32,000
          400万円 ¥39,000
          450万円 ¥50,000
          500万円 ¥58,000
          550万円 ¥66,000
          600万円 ¥74,000
          650万円 ¥94,000
          700万円 ¥105,000
          800万円 ¥127,000
          900万円 ¥148,000
       1,000万円 ¥170,000
       1,500万円 ¥357,000
       2,000万円 ¥508,000

 

なので、上で例にあげた16万円のLenovo ThinkPad X260をフル控除するのであれば、1,000万円以上の給与所得が必要になり、ややハードルは高いかもしれない。

だが、年収500万円であれば、計¥60,000までふるさと納税の特産品を買っても、自分の負担額は¥2,000だけでいい(商品を複数買っても、年間¥2,000のみの負担)。毎年¥58,000分はタダ。

 

 

3.デメリット

一時的に資金負担を強いられる

今期¥30,000寄付したとすると、¥28,000が住民税から控除されるのは翌期である。(住民税の額が決定されるのは6月なので、6月から翌年の5月までの1年間、住民税の納付が減額される。)

一時的に¥28,000は手元から手放さなければならない。

とはいえ、一時的な話なので、数万~数十万円を地方自治体に貸して、その見返りとして様々な返礼品がもらえるなら別にデメリットというわけでもなく、単なる対価だと思う。

 

 

・・・とまぁ、デメリットはこれくらいなものなのだ。

前払いなのと、ワンストップ特例の申請書を送るのが少し手間なくらいで、基本的には上限まで使い倒した者勝ちだと思う。当然ぼくは毎年使い倒す。

 

4.商品の例

は価格帯が低めなので上限に引っかかりにくいと思う。ホームパーティーを開く口実にでもしてほしい。

1万円枠で「三元豚1.5kg」・「九州黒毛和牛1kg」・「エビスプレミアム(500ml×6)+(350ml×6)」などなど。地味に伊勢うどん4種×4セットが気になる。

 

電化製品は幅広く用意されているが、それぞれ価格設定が高いのですぐに上限に達してしまうかもしれない。年に1個程度しか利用できない恐れはある。

安いところで3万円枠の炊飯器布団乾燥機があるが、やはりここは僕の愛機であるLenovo ThinkPad X260をオススメしたい。A4サイズでバッテリー2個載せれるので充電も10時間程度持つ。16万円ではあるが。

 

トイレットペーパー96個(1万円枠)などの謎の返礼品もあるが、おおむね貰ったうれしいものなので、父の日や母の日などにも良いだろう。

また、特に欲しいものがなければ、商品券に換えるというのも手だ。年間¥2,000の負担で下記が上限額まで買えるのだから、買っておかないと損をする。

返礼品 寄付額
mont-bellポイント¥5,000分 ¥11,000
 リンガーハットグループ商品券¥8,000分 ¥10,000
 くさつ温泉券¥5,000分  ¥10,000

 

年収500万円のあなたは、とりあえず上記を計¥60,000分ポチっておいて、申請書を出しておくといいだろう。

寄附の翌年1月10日までに送る必要があるので、上限まで枠を使い切っていない人は年末までに使い切ろう。


 

今回は厳密には「節税」ではなかったかもしれないが、かなりお得な制度であるふるさと納税を特集した。

次回の節税特集は、所得控除の諸制度についてまとめる。住宅ローンを組んだ場合や、医療費が10万円以上かかる場合など、税金を控除できる場合についてだ。

 

カテゴリ:節税


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