なぜ日系大企業で働いてはいけないか?【ドーパミン/年功序列/市場価値】



ドーパミンを出すことを考える

仲間と困難を乗り越える冒険、ワクワクするでしょ? それ、ドーパミン出てます。

ドーパミンが分泌されることによって、快楽や幸福が導かれる。生きていく中で、これを最大化することを考えて、キャリアを選んでみよう。

 

ドーパミンの出し方

食事やセックス、ギャンブルや薬物によってもドーパミンを分泌することができるが、これは繰り返せば繰り返すほど、一回あたりの快楽の質は下がっていく。ドラッグ中毒者も、食べ過ぎてしまう人も、最初大好きだったものを摂取し続けた結果、一回だけで満足できなくなって、たくさん摂取するようになる。特定のものに依存して、時間あたりの快感度は減り、あるいは健康に害がある場合もある。

そんな中、汎用性の高いドーパミン分泌方法が2つある。一つは、努力して目的を達成して報酬を得ること。もう一つは、新しいことをすること

ゲームが流行るのは、現実世界の金や体力を消費せずに、PDCAサイクルを回して報酬をもらえるからだ。少し頭を使って作戦を立て、仲間とともに作業に没頭し、困難にぶつかったら作戦を修正し、敵を倒す。そして、ときたま敵がレアアイテムをドロップする。こういった流れが、脳内の報酬系と呼ばれる快楽を生む仕組みを刺激する。逆に言えば、こういったゲーム性の高い仕事は、ドーパミンが出やすい。

とはいえ、アップデートされないゲームをずっと繰り返していたら飽きる。アップデートされるネットゲームやスマホアプリ、固定機種の新タイトルに手を出す。ハマる仕事にも飽きは来る。

>> 【ドーパミンとセロトニン】”脳内物質”で情熱と活力を手に入れる

 

日系大企業でドーパミンが湧くか?

給与が年功序列であるという問題

「PDCA+ご褒美」というドーパミン分泌サイクルの中で、日系企業は「+ご褒美」が弱い。

総合商社の窓際では、出世を諦めたオッサンがぼーっと過ごして、年2,000万円をもらっていたりする。一方、激務を乗り越えて成果を上げた中間層は2,000万円ももらえなかったりする。

インセンティブの幅をもっと広げるべきなのだが、決定権を握るオッサンたちが年功序列を一気に崩すことはない。終身雇用・年功序列系の企業では、「PDCA+ご褒美」が最適化されない。

 

転職市場での価値が上がらない問題

新しい場所、環境、行動がドーパミンを生む。同じ環境や仕事に飽きるのは仕方ないことだ。スピーディに新しい局面を迎える仕事や、学んだことが新しく活かせる仕事ができればいいのだが、規模が大きく、経営と現場の距離が遠い大企業の一従業員がそういった仕事に従事し続けられるのはなかなか難しい。

希望して新しい仕事に移れる、新しい企業に転職できるような状態になっておくことは重要だと思う。飽きたときのために、環境を変えられる力を身に着けることだ。

日系企業は転職の受け皿が少なく、また社内的な仕事が多いと他社でも活きる力が身に付きにくい場合が多い。

 

 

じゃあどうする?

成果と報酬が連動して、転職市場での価値が上がる仕事をする

成果連動での給与の比率が高い企業で対外的な営業活動や、専門的な金融知識を駆使する業務に就く。これらの業務は、スタートアップしたくなった場合でも、日系企業で落ち着きたくなった場合であっても、比較的汎用性が高いし、成果をあげて報酬を得ることが、そのまま個人のスキルにつながる。

 

総合商社はどうだろうか?

基本的な給与は日系の中では高く、部署によっては業務のやりがいもある。それこそ業績管理、外為、監査、デリバリーなど、単調な部署に配属されるリスクが高いので、その点が今一つだが、希望を伝え続ければ部署の異動も普通にできる。

ただ、成果と報酬の連動性は今一つ。収穫しつくした部署と、いま絶賛収穫中の部署と、将来への種まきの部署が混在していて、グループごとへの評価の与え方も難しい会社なので、個人の評価もなかなか難しい。

>> 総合商社の機能は?”トレーディング””事業投資””バリューチェーン”とは?

 

そして、残業が少ない部署を狙うというのも一つの手だ。サボるというわけではない。どんな部署でもミッションがあり、会社のために貢献できる。ただ、残業をせずともミッションを果たせる部署もある。そういったところで、定時内で一生懸命働いたうえで、帰って趣味や副業に打ち込む。そういうことができる部署もある。

そうしたリラックスした毎日で、日々幸せをかみしめている人もいるだろう。リラックス状態になったり、あるいはランナーズハイになるなど、特定の条件でエンドルフィンという物質が分泌される。それによって、ドーパミンの分泌も促進されるのだ。

>> 【エンドルフィンとアドレナリン】続”脳内物質”のススメ

別に左遷されてもいいよと思える状況を整える

日系大企業で働くというのは、ローリスク・ローリターン戦法だ。倒産・リストラの可能性が比較的低い会社に賭けて、そこそこのやりがいと、自分の頭で考えずとも生き抜けるだけの給与を与えてもらえる。長く働くつもりだからこそ、周りの人から嫌われてしまうと仕事がしにくいため、何とか気に入られようとする。

でもそれって面倒くさい。

ぼくは今と別の法人に出向していたことがあるのだが、去り際は好きなことが言えた。今後もその職場で働くとすると上司に気を使ってなかなか言えないことを代弁した。それは組織のためにもなったし、ぼくのキャリアにも別に傷つかないし、言いたいこと我慢しなくてよかったし、良いことばかりだったと思う。

去り際だったら、言いたいことが言えるということで、常に去り際でもいいように準備しておくといい。いつでも転職できる資格やキャリアを得ておいてもいいし、一度転職活動をしてみて、自分のマーケットバリューを確かめるのも良い。

 


 

 

商社を出て転職・起業をした人たちのパネルディスカッションをまとめた記事。

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