就活中にキャリアコンサルタントから教わった考え方【RiceWorkかLikeWorkかLifeWorkか】



GWに友人と会って話してみて、自分の考えが確固たるものとなった。

学生時代、目指すものが一致している仲間と、必死に目標に追いかけるような経験を何度もしてきた。そういった思い出が、頭にこびりついて離れないほどの強烈な歓喜となって今なお残っているし、そこでの仲間は理屈抜きで信頼できる戦友だと思っている。

そういう経験はいくつになってもできるはずだし、それを諦めたくない。

 

基本的にサラリーマンは”rice worker”

ぼくが就活をしていたとき、ひょんなことから大手化粧品会社の部長さんと出会った。化粧品メーカーに一切興味はなかったが、彼はキャリア・コンサルタントという資格を持っているとのことだったので、相談に乗ってもらったのだが、そこで次の3つの概念を教えてもらった。

 

rice work : 食っていくため、お金を得るためだけに働くこと
like work : 好きな仕事をすること
life work : 人生をかけた仕事をすること

キャリアコンサルのおじさん「どれが良いかは人によるけれど、いまのあなたはどれを目指したいですか?」

 

ぼくは「少なくとも平日の8時間を最低でも捧げなければならないのに、つまらんことを割り切ってできるわけがない。当然like workかつlife workを目指すに決まってんだろ」と思ったものだが、いざ会社に入ってみると、当たり前だが人それぞれ。特に総合商社なんてネームバリューや年収が目的になりうるので、rice workerもたくさん集まってくる。更にコーポレートスタッフは、自分で目先の収益の絵を描けるわけでもないし、担当案件も分業であったり、なかなか若手をlife workerに育てるような土壌もなかったりする。

非常に尊敬できる上司・先輩もいたし、情熱的な同期もいる。合コンではモテる。手を抜いて仕事をしても直接的なリスクをコーポレートスタッフが負うことは比較的少ないのに、若手でも買われれば部長や課長クラスのコンサルティングをする。まあ、条件は悪くないけど、やっぱりrice workの域を脱しないし、仕事ってそういうものなのかなあと思っていた。

そんなときに投資先の出向の辞令を受け、出向先での数年間で考え方が大きく変わった。

 

内発的動機づけのための3つの要件

ところで、ぼくはとある本を読んで、モチベーションの源泉となる3つの欲求について知った。

過去の記事(【要約&書評】Give&Take【大きな成功を収めるのも搾取されるのも”Giver”である】)でも取り上げたが、心理学者エドワード・L・デシ氏によると、モチベーションを高める内発的動機づけには、3つの人間のもつ基本的な欲求が影響しているとのことだ。

 

1.有能性(competence)の欲求

「俺できる→ステップアップしよう!」「俺が仕事回してる感」など。

2.自律性(self-determination)の欲求

「こうした方がいいと思うので俺がこうします」など。

3.関係性(relatedness)の欲求

「一つの目標へ向けて仲間と一緒に頑張る」「互いへのリスペクト」など。

ちなみに関係性の欲求だけを満たしても、意欲は高まらないそうで、また、意欲が高い段階ではあまり影響はなく、高い意欲を保つために関わっているとのこと。

 

 

このモチベーションの欲求を知って、いま思えば学生時代の経験はすべてこれを満たしていると合点がいった。

そして、これらを満たすことができるのは学生だけの特権ではないし、いまの自分でもできることなのだということが、出向先での経験からわかった。

そこは小さな組織だったのだが、一から事業を広げようと息巻く営業マンや、今後の夢を描くコーポレートの役員、現場を整えるスタッフがいて、自分はそのすべてをサポートする。すべてやらなければならないということは、事務的な退屈な作業もたくさんあるのだが、日頃会社のため・現場のスタッフのためにgiveしていると、どこかでreturnが来るものだし、組織が同じ方向を向いていれば非常に良い関係性を築けて、みな助けてくれる。最高にモチベートされる環境であり、そして社会人になっても記憶から離れないほどの強烈な良い経験ができることを知った。

 

light workという厨二感あふれる概念

当時は知らなかったが、いま調べてみたら、「light work: 人・世に光を当てる仕事をする」という概念もあるらしい。まさにgiverの考え方だと思う。

>> 【要約&書評】Give&Take【大きな成功を収めるのも搾取されるのも”Giver”である】

人からパイを奪うのではなく、パイを創ったうえで利益を得るような事業に従事したいし、そういった価値を創出する人を助けたい。青臭い話かもしれないが、俺はlight workを目指したい。

モチベーションの3要件を満たすべく、過去の経験から小さな会社のCFOを目指そうと思う。投資先に出向する形が良いのだが、人事権を握られ、裁量の狭められた現在の状況ではそれが叶わないリスクもある。(あと、海外で働く経験は面白いのだが、ずーっとは嫌だw)

まだまだ勉強不足でもあるので、まずいったんは金融機関・IPO支援のコンサル、あるいは監査法人あたりで牙を磨きながら、同志を見つけ、世に価値を提供し続ける事業のために没頭していきたい。


 

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