弁護士の中尾慎吾先生に個人事業主という生き方についてお話を伺ってみました



個人事業として、弁護士/コンサルタントをされている中尾慎吾先生に、ダメ元で寄稿をお願いしたところ、なんとOKを頂くことができました。

専門家として個人事業を営み、オンライン/オフラインで世に価値を提供するスタンスは、ぼくの目指すところであり、兼ねてからリスペクトしておりました。

今日は、「弁護士/個人事業主としての生き方や今後の展望」「迷いながらも新卒カードを捨てて弁護士を選んだ理由」「新たなビジネスアイデア」など、大満足の内容となっております!

では、よろしくお願いします!!!

 

中尾慎吾さんにインタビュー!

弁護士業界とプロ野球業界は似ている!?


(財経商社マン) これまでの経歴を伺ってもよろしいでしょうか? 


 

小学校の卒業文集には「将来の夢は最高裁判所の長官になることだ」と書いた要は記憶があります。家族にも親戚にも法曹関係者はいなかったため、なぜ裁判官という職業に興味を持つに至ったのかという点については、自身でも分からないところです。

中学生になってから、弁護士という職業も魅力的だと思うようになりました。そこからは、司法試験という目標の前段階として、大学の法学部を目指そうと思いました。その気持ちは、高校生になってからも、基本的には変わらなかったです。

公民や現代社会といった授業が特に興味深かったのですが、大学受験的にはそれらの科目は必須ではないため、受験戦略的な観点からは、やや、もどかしかったですね。

高校卒業後は、大学の法学部に進学し、大学卒業後は、司法試験の受験を前提として、法科大学院に進学しました。卒業後、司法試験を受験し、合格後、司法修習期間を経て、弁護士登録に至った、という経緯です。

弁護士登録の当初から、自分で仕事を獲得してきて、事件処理を行い、顧客から報酬を受け取るという生活をしていました。勤務弁護士の経験はありませんが、他の同業者から助けられた経験は、数え切れないくらいにあります。

私が弁護士業界と似ているなと思うのが、プロ野球業界です。プロ野球選手は個人事業主であり、誰かに雇われているわけではありません。そして、他の選手よりも活躍するために、競争をするわけです。他方で、選手同士でアドバイスを与え合ったり、一緒に自主トレを行うこともありますよね。同業者はライバルであるとともに、協働関係にもあるという点で、弁護士業界とプロ野球業界は似ていると感じています。

 

 

弁護士/個人事業主としての生きるメリットとデメリット


(財経商社マン) 私、現在社畜まっしぐらながらも、個人事業を立ち上げることへのあこがれは捨てきれないのですが、いまの仕事の良い面、悪い面教えてもらえますか?


 

先に、今の仕事の悪い部分について考えておきましょうか。

今の仕事の悪い部分は、一般論ですが、精神的に大変だということです。およそ仕事というものは大変なものですが、人や会社の不幸な局面に接することが多い仕事ですし、また、ベストを尽くしたつもりでも負けてしまうことも当然ながらありますから、それらの局面と向き合ってもなお平気なメンタルを作り上げておくことが求められるように思います。強いメンタルの作り方については、本を読んで勉強するか、信頼できる人に相談するか、いくつかの方法があると思うのですが、これといった明確な答えがないだけに、常にテーマとして意識しておく必要があると考えています。

今の仕事の良い部分は、やはり、自分の名前・看板で仕事を獲得できるということでしょう。典型的な個人事業主ですので、自分自身が商品であるという点に、やりがいを感じます。自分自身が商品であり、個人事業主という意味において売上に波があるという意味において、弁護士業はまさに水商売だと思いますね。「弁護士業は水商売だ」ということと真正面から向き合うことが、まずは大切なのではないでしょうか。

「弁護士業は水商売だ」ということを受け入れられる人にとっては、非常にやりがいのある仕事だと思います。従来の集客方法としては紹介が多かったと言われていますが、今であればインターネットを通じた情報発信もほぼコストをかけずに実施できますし、私の場合にも、インターネット経由でご相談・ご依頼いただくことが多いです。

 

 

迷いながらも新卒カードを捨てた理由


(財経商社マン)  ところで、中尾さんは読書サロンも主催されていますが、影響を受けた言葉や本って何かありますでしょうか?

>> サロン:投資家的読書倶楽部


 

先ほどもお話ししたとおり、基本的には昔からずっと弁護士になりたかったのですが、大学三年生になった頃に、悩んだことがありました。周りが就職活動を始める中で、自分の気持ちがブレ始めたと言いますか。

当時、売り手市場と言われており、私もとりあえず就職活動を行って、何年か勤め人として社会経験をする中で、それでも弁護士になりたいという気持ちが続くのであればそこから目指そうかとも思いました。要するに、新卒というカードを捨てることに抵抗があったのです。

そのような悩みを、大学四年生の先輩に打ち明けたところ、

「やりたいことなんて秒単位で変わるだろうし、今現在において一番やりたいことを選択するのが正解ではないか。やりたいことがないのであれば新卒での就職もアリだと思うけれど、せっかくやりたいことがあるのであれば、そちらを選択すべきでは。新卒とか終身雇用とかにこだわるような性格じゃないでしょう」

というようなことを言われました。

その言葉もあり、結局就職活動はせず、大学院に進学するための勉強に専念することにしたのです。就職活動をしない、と決めてから、周りが黒髪に戻して行く中で、あえて明るい色に染めたことを覚えています。先輩からの些細な言葉ですが、現在の私のスタンスのきっかけになっていると思います。

 


(財経商社マン) いまの私に刺さるお言葉です。「本当に面白そうでワクワクする道を見つけた!」と思いながら、「もうちょっと商社にいよっかな・・・」と最近ずっと逡巡しています・・・。では、影響を受けた書籍はありますか?


 

書籍レベルで影響を受けたのは、pha著「ニートの歩き方」ですね。著者は京都大学出身なのですが、会社勤めというかそもそも働くことが向いていないと考えて、ニートになってしまう。ニートになってしまうのですが、ブログ収入やらアルバイトやらでそこそこ楽しく生活できてしまう、といった内容の本です。「心の健康が一番大切だ」という、当たり前のことではありますが、とても重要なことを同著からは教えられた気がします。

人生に影響を受けた、というレベルの話ではないですが、「この人は賢いな」という意味で憧れるのは、佐藤優氏と小飼弾氏です。両氏の経歴については私が語るまでもないと思います。二人とも読書家であり、芯が通っており、二人の著書・情報発信は面白いものばかりです。

 

 

「弁護士は最強のコンサルタントである」という持論


(財経商社マン) これからのキャリアをどのように描かれていますか?


 

弁護士という肩書きにこだわるつもりはなく、様々な分野における相談を受ける体制を整えて、コンサルタントという立ち位置で社会と関わっていきたいです。「弁護士は最強のコンサルタントである」という持論に基づき、自分はコンサルタントであるということを常に意識した上で、人と人との仲介役も含め、相談窓口としての地位を確立していきたいと思います。

そのためには、オンライン・オフラインを問わず、質の高い情報発信を行っていく必要があります。インターネットを使うことにより、わずかな労力で多くの人々に対してアプローチすることが可能となっていますから、情報発信ツールとしてのウェブサービスについても常に興味関心を持ち続ける必要があると感じています。

 

 

「総合コンサルティング集団」を作り上げたい


(財経商社マン) 何かやってみたい企画のアイデア、あります?


 

様々な分野の専門家を集めた「総合コンサルティング集団」を作りたいと考えております。チームとして、ワンストップサービスを提供できる組織を作りたいのですが、それをインターネット上において実現したいのです。様々な士業が共同で事務所を構えるケースはすでに存在しますが、場所的制約を取り払った形で、最強の頭脳をネットワーク化して集めたいというのが、私の目指すところです。今の時代、どこに住んでいるのか、ということに、大した意味はありません。そもそも、自宅を構えずにホテル暮らしをする人もいるくらいです。「物理的な場所」が持つ意味は、間違いなく変わってきています。バーチャルオフィスやIP電話など、従来のあり方と最新のあり方の架け橋となるサービスも各種存在します。そのあたりを上手く活用し、日本全国の優秀な人材と協力できる体制を構築していくつもりです。

インターネットの可能性に強く惹かれる方と、一緒に仕事を進めていきたいですね。

 


(財経商社マン) 背後に会社の利害もなく、専門家個人個人が同志として集ったら面白そうです。


 

中尾さんの情報はこちら

情報発信の第一ツールとして、Twitterを活用しています。また、メルマガ的な位置付けとして、noteも活用しています。情報発信はコンサルタントの肝ですので、今後も、これらのツールを使って、あるいは今後新しく生まれるであろうウェブサービスを積極的に活用して、情報発信を行っていきたいと思います。

 

(インタビューは以上になります。)

 

中尾さんの名エントリー

はい!中尾さん、インタビューありがとうございました!

ここからは私(財経商社マン)が中尾さんのエントリーをピックアップして紹介します。

 

>> 「一億総個人事業主時代」が到来した、らしい

>> 情報発信と言う活動についての考察。

 

私事ですが、最近、起業支援の会計事務所のお話を伺って、大変心を揺さぶられておりました。そんな中、今回の中尾さんのお話に背中を押されました。かえるさんのエントリーにも思うところがありましたが、情報発信を続けると、こういう良い出会いに恵まれるなと。

中尾さんは無料noteも出されていて、上記2本は無料ですので、皆さまにオススメします!そして、情報発信しましょう!

 

>> 【対談】弁護士×探偵 〜不倫調査の裏話①〜

 

こちらは有料ですが、こういったリアルな話、面白いです。

人には合う合わないがありますが、Twitter・note等で自分にとって合う情報発信者を選べるのは良いなと最近よく思います。テレビ見なくなりましたね。

 

以上になります。

中尾さん、本当にありがとうございました!!

 

>> Twitter:@Shingo_Nakao

>> note:中尾慎吾(弁護士/コンサルタント)


 

 

商社を出て転職・起業をした人たちのパネルディスカッションをまとめた記事。

>> 【商社からの転職/起業】「元商社マン×スタートアップnight」に行ってきた

商社からベンチャーに転職して活躍されている方と、転職活動中の商社マンの対談記事。

>> ベンチャー商社に転職されたISHICOさんに、総合商社からの転職について相談してみた

 

 


follow us in feedly



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。