総合商社から起業/スタートアップへの転職をした人たちに話を聞いてきた【元商社マン×スタートアップnight】



 

最近の関心にドンピシャイベントだったので、転職活動中の商社マンとして即参加。

非常に面白い内容でしたので、主催者の方々に許可をいただいて記事にさせていただきました!

 

 

 

パネリストの方々

佐藤孝徳(物流太郎)さん

当企画の仕掛け人で、総合商社の営業部隊で10年間全力投球し、「もう商社でやれることはやった」ということで起業。ものすごい熱量でした。サークルイン(株)にて国際物流クラウドサービス”Shippio”を展開。

 

 

このブログでも以前書きましたが、商社の機能として、「売先・買先の情報網」や「貿易のノウハウ」などが挙げられます。

>> 炎の財務分析「総合商社の機能は?”トレーディング””事業投資””バリューチェーン”とは?

インターネットの普及やAI化によって情報の非対称性がある程度解消され、メーカーだけで貿易をしている例もたくさんありますが、まだまだ商社の既得権益的に抱えている部分があります。商社自身がITに弱く、ITによる物流の簡素化はあまり進んでいない中で、このような事業は非常に面白いなと。

 

 

Kotaro Higuchiさん

 

経歴としては、2008年伊藤忠入社 → 2010年オリエントコーポレーション出向(クレジットカード/金融事業)→ 退職後にUnistyle株式会社創業(就活メディア) → 株式会社ネオキャリアに全株売却。就活時から起業を考えておられたようで、伊藤忠入社の動機も、「総合商社の中で伊藤忠だけが社内ベンチャーをIPOしていたから」とのことでした。

働きながらも朝晩ブログを書き続け、キャリア支援サービスを展開とのことで、個人的にかなりモチベートされました。樋口さんはブログでもおっしゃられていますが、「リスクなく起業を始める方法はブログを書くこと」だそうです。何種類もブログを試してみて、自分のモチベーションと市場のニーズが合致したのが就活ブログで、当時エントリーシートが大量に掲載されているサービスがなかったので、そこを攻めていったそうです。

>> ゼロイチ起業ノート「リスクなく起業を始める方法はブログを書くこと

 

 

岩崎司さん

 

商社では管理部門で入社4年目に退職し、某スタートアップの創業メンバーに飛び込み、その後Cluster, IncのCOOに。

Clusterは、誰もがVR空間上で「ルーム」を作って動画視聴やイベント参加、ライブ体験を共有して楽しめるバーチャルイベントプラットフォーム「cluster.」の企画・開発・運営を行っているVR Startup。

パネリストの中では、唯一起業ではなく、転職された方。とはいえ、数名のスタートアップに創業メンバーとして飛び込まれています。何十人もメンバーがいて稼働し始めたスタートアップに入っていくよりも、数名の創業メンバーとして事業に参画すべきとおっしゃられていました。

 

 

印象に残ったお話

その気があるなら今すぐ出ろ

― 商社で働けたのはよかったけれど「商社でやっておけばよかった」と後悔することはないし、辞めるのは早い方がいい。5年目以上になると年収1,000万も近づくし、なかなか採用しづらいので、2年目が一番ちょうどいい。 

 

商社マンの強みは特にない?

― 商社マンの強みは特になし。強いてあげるなら適応能力と、商社の看板(取引先に元三菱商事であることを明かすと、ある程度信用してもらえる)くらい。

 

大手とベンチャーでの時間軸の違い

― 商社は「1年は研修、10年で成果を出す」ような時間軸なので、3か月でP/L黒字にしなければならない事業家の世界では市場価値が低い。いったんリクルートやサイバーエージェントに入ってくれれば採用しやすい。

 

 

無駄な社内文化には絶対に染まらない

― パネリスト三人に共通していることは、「無駄だと思ったことは、絶対にやらない」。寮祭、ゴルフ、無駄な飲み会など

 

 

元商社マン×スタートアップnightに参加してみて・・・

ぼくが率直に思ったことは、「こういう方々と一緒に働けたら楽しいだろうなあ」ということ。

体験したことがないので想像することしかできませんが、泥臭く必死に働いて、それでもお金が入ってこなかったら本当に辛いと思いますし、思い入れのある事業がダメでどんどん方向が変わっていくこともあるでしょう。

それでも自分が興味を持った事業に全精力をぶつけられて、やりたいことを同志とディスカッションして挑戦していけるのは本当に楽しそうだなと。管理畑だからかもしれませんが、新しいWEBサービスやメディア、事業の話など、「こういう事業が面白そう」という話をしても、さらっと流されますし、社内政治の話ばかりなのが非常に辛い。

また、悲しいことに、若手のサラリーマンはキャリアを選べないのです。面接でいくら強い意志を伝えても、新入社員の配属は部署のニーズと人事の印象によるものです。その後も非常に大きな組織のうねりに身を任せることになります。大きな成果を上げても、自分の天職を見つけても、会社の都合次第では異動になる。もちろん、自分の希望を発信し、根回しをすることで希望は叶うかもしれませんが、他人の判断に寄るところが非常に大きいです。

 

樋口さんが「自分の人生をコントロールすることができる”自由”というものが最も強い価値観としてあり、本当に自由になるためには金銭的に自由になることも必要だと思うため、”お金”も大事な要素の一つになります」とおっしゃっていますが、個人あるいは少人数で稼ぐということを目指したいと改めて感じました。

>> ゼロイチ起業ノート「起業に成功して手に入れたいのは夢か金か自由か名誉か

 

 

ぼくは引き続き会計事務所(ベンチャー支援/CFO代行)への転職活動をしながら、積極的に人と会って面白そうな創業スタートアップを探していこうと思います。あと、もっと特化型のブログを運営していこうかと。とにかく自発的に動き続けることが大切だと感じました。

 


 

総合商社についての解説記事

>> 総合商社の機能は?「トレーディング」「事業投資」「バリューチェーン」とは?

 

商社からベンチャーに転職して活躍されている方と、転職活動中の商社マンの対談記事。

>> ベンチャー商社に転職されたISHICOさんに、総合商社からの転職について相談してみた

 

転職エージェントを実際に使ってみての比較記事

>> 転職活動で実際に使ってみて良かった転職エージェント3選


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