【VALU】売り逃げ問題?価格操作?VALUに潜むリスクを解説!



当エントリーでは、VALUを利用する上で知っておくべきリスクと、問題を起こさないための対策についてまとめている。

 

VALUは、リリースされてから日の浅いサービスであり、日々どんどん変化していっている。

VALUを皮切りに、類似サービスが将来爆発的に流行するかもしれないし、法規制によって今年中に捨て置かれるかもしれない。

どう転ぶにせよ、Bit Coinという仮想通貨を使って損益が発生しうるサービスであるため、リスクを正しく理解して利用する必要があるだろう。

 

Valuer(VA購入)側のリスク6点、VA発行側のリスク1点、共通のリスク2点をそれぞれまとめたので、順番に解説していこう。

 

 

VALUVA購入側のリスク

VAの発行主が退会するリスク

VAの発行主がVALUの上場を廃止、あるいはVALUを退会した場合、保有しているVAの価値はなくなる。

VAの発行主はいつでもBit Coinの持ち逃げできるのだ。

実名で登録されている方などが退会した場合であれば、発行主の信用は失墜することになるので、Bit Coinの持ち逃げが起こることは少ないかもしれないが、匿名アカウントも存在する。

匿名アカウントであれば、本人の信用が毀損することもないため、スルリと抜けられるかもしれない。

持ち逃げされる可能性があることを理解しておく必要がある。

 

 

VAの売注文をかけても、約定しないリスク

VAを売ろうと思っても、買ってくれる人がいなければVAの売却はかなわない。

将来の値上がりを期待して割安銘柄を購入したつもりでいても、発行者のVAに買注文が入らなければそもそも売却すらできないのである。

 

株式市場であっても同様で、例えば、民事再生法の申請がなされた「タカタ」の株式。

民事再生法申請の報道を受け、株式売却の注文が900万株程度なされる。一方で、買いの注文は5万株程度。

これだと成約せず、株式保有者は、回復の見込みがなく着々と下落する株価を、指をくわえてみていなければならない。

 

VALUに至っては、不祥事などが起きなくとも、現時点で売買が活発になされている銘柄は一部であり、流動性の低い銘柄が多い。

そのようなVAを購入しても、その後売却できるかどうかはなかなか読めないところである。

 

流動性の低いVAを買う場合は、もう売れないものと思って、「優待」や「応援」を目的とした場合のみVAの購入を行うようにしよう。

 

 

VAが値下がりするリスク

仮に将来的にVALU市場が盛り上がり、取引高が増えて流動性が上がったとしても、VAの値下がりのリスクがある。

 

例えば、発行主が有名になって、VAが高値で買われるようになり、相場が上がるとする。

だが、もともとVAを持っていた人にとっては値上がりは嬉しいニュースで、利益を確定するために保有VAを売りに出すかもしれない。

 

 

これは為替のチャートだが、値上がり後に利益確定の売りが続いて、また値を戻すことがある。

頂点の価格でVAを購入してしまった場合、あとは値下がりが続いてしまう、というようなリスクもある。

 

現在、投機を目的としたVAの売買は認められていないが、値上がり時に利益を確定させたくなるものだ。

「売却できない場合」と同様の対策になるが、「優待」や「応援」を目的とした場合のみVAの購入を行うようにしよう。

 

 

Bit Coinが暴落するリスク

Bit Coinは、ボラティリティ(価格変動)の激しい通貨である。

下記の図は、2016年8月10日~2017年8月10日までのBit Coin(Coin Check)チャートである。

二次関数的に暴騰していっているのがわかる。

 

 

2017年1月初旬を見てみよう。値を下げている。

このときは、中国では外貨規制影響で、中国外の資産への投資が限定的であり、仮想通貨Bit Coinへの投資額が大きかった。そんな中で中国当局がBit Coinへの投資抑制について言及したため、価格が暴落した。

 

とはいえ、2017年8月現在からすると当時の暴落の幅は低い。

一番の大暴落は、「2017年8月1日にBit Coinが分裂する」とされた騒動である。

これについて簡単に説明しておく。(正確性よりもわかりやすさを重視し、概念のみを伝える。)

 

もともとビットコインネットワークが処理できるデータ量には制限がかけられており、これはサイバー攻撃に対する安全策だった。しかし、普段送金を行うにあたって、このデータ制限は送金処理の遅延につながるため、データの制限を改善/アップデートが行われることになった。

しかしながら、もともとの膨大なデータ処理に関する計算能力を提供していたBit Coinマイニングプールが、このアップデートに反対しており、アップデートを実行するコインと、アップデートを実行しにコインでたもとを分かつことになったのだ。

この分裂が上手く処理されるか否かに注目が集まり、今回は分裂が上手く処理されることがわかったため、Bit Coinの値上がり傾向に戻ってきた。

Bit Coinのアップデートは、2017年11月にも予定されており、またその際の値動きが注視されている。

 

VALUはBit Coinのみを決済手段として用いているため、Bit Coinのボラティリティや存続の影響をモロに受ける。

Bit Coinの動向については知っておく必要もあるだろう。

 

 

VALUのサービス停止のリスク

VALUというサービスは株式会社VALUが運営しており、一企業が運営していることから、当然サービス停止に追い込まれることもあるだろう。

そうなった場合に、VALUが責任を負うような記載は特にない。VALUサービス停止=VA喪失、の可能性がある。

 

 

仮想通貨やVALUを取り巻く状況は、日々刻々と変化している。

2017年3月にBit Coinが”通貨”として認定され、2017年6月にはVALUが仮想通貨に該当するか否かが国会の質疑でも話題にあがっている。

 

>> 日本経済新聞「ビットコイン、「貨幣」に認定 法規制案を閣議決定

>> 日本経済新聞「国会で質疑も 個人の価値売買、VALUの可能性と危うさ

 

VALUのVAが通貨認定されたり、投資性のある金融商品とみなされれば、VALUの運営側に規制が課されることによって管理コストが増えるだろう。

VALU側が事業として儲けなければ、システム運営も続いていかない。

法的な問題がないことを金融庁や弁護士に確認しながら、VALUを開発・運営されているようだが、今後もそうなるかはわからない。

 

また、VAの相場操縦が行われていても特にお咎めなしであり、VAのインサイダーも特に規制されていない。

VA発行主が、他の人のVAを買うこともできるため、「あなたのVAを買うから、私のVAも買って」というように、お互いでVAを買いまくってVAの価値を無限にあげることができる。

このようなVAの循環取引を防ぐために、一人あたりVA購入上限数を設けているのだろうが、知り合い何人か同士でやっていけばやはりVAの価値を押し上げることが可能だ。

こうした不公平感の組成により、結果的にVALUで買注文が少なくなり、廃れることも考えられる。

VALUは売約定・買約定時の手数料を収益としているので、売買が活発に行わなければ儲からず、結果としてVALUのサービス停止も考えられる。

 

 

送金時にBit Coinを消失してしまうリスク

これはかなり実務的な話になるのだが、Bit CoinをVALUの口座に送金する際に、「QRコードを読み込む」か「VALUの口座画面で組成されたアドレス宛に送金を行う」必要がある。

一回目送金する場合は問題ないと思うが、二回目以降送金する際に注意点がある。

一回目のQRコード・アドレスを再度使ってはいけない。

その都度QRコード・アドレスが組成されるので、二回目以降の送金で一回目のコードやアドレスを使ってしまうと、Bit Coinがどこか異次元に消えてしまう可能性がある。

このあたりは、仮想通貨の怖いところなので注意しよう。

 

 

VALUのVA発行側のリスク

購入側のリスクに比べて、発行側のリスクは少ない。

ほぼノーリスクで発行できる。自分のVA発行で得たBit Coinを原始として、みなでVAの取引を行っていけばかなり面白いサービスとなるだろう。

 

 

VAの値下がり/無価値化によって社会的信頼を失うリスク

強いてあげるとすれば、VAを購入した人が不利益を被った際に、VA発行者が恨みを買ったり、信頼を失ったりする場合だろう。

先に述べた通り、VAの値動きや発行主の退会などのリスクをValuerは負っている。

発行主の不祥事が原因で、VAが値下がりでもした日には、「せっかく応援してやったのに、恩を仇で返しやがって・・・」と買い手は怒りを覚えるかもしれない。

発行主としては、VAを発行する際に特にコストは発生しないし、値下がりした場合にシステム上の責任を負うことはないが、社会的信用や信頼が失われるかもしれない。

フェイスブックの実名もVALU内のリンクから観覧できるようになっているため、最悪の場合、発行主本人が名誉棄損や”物理的な危害”を被る恐れもある。

 

 

ちなみに、VALURがつきながら退会された発行主第一号は「ナナシロさん」(リンクはTwitterアカウント)。

 

退会処理についてVALUさんからメールが来た。
そこそこ買われているユーザーの退会処理をするのが初めてだそうで。

VALU運営を戸惑わせた人間として僕のことお見知りおきください。 pic.twitter.com/EymtRz9vWd

— ナナシロ@「あの村」副村長 (@nanashiro1988) 2017年6月28日

 

VALU運営は退会時にVAを買い戻すことをメッセージにて勧めており、開発で忙しいだろうに、丁寧な対応をしているようだ。

 

また、現時点では実装されていないのだが、「VAの分割」という機能ができるかもしれない。株式分割と同様のイメージであり、これが実行されると、既存Valuerの保有VA価格が値下がりしてしまう。

これについては実装された際に再度解説をしよう。

 

 

 

発行主にも購入者にも通じるリスク

セキュリティのリスク

クラッキングによってBit Coinを勝手に送金されてしまうリスクがある。

セキュリティに関してはどんなシステムであってもそうだが、いちベンチャー企業が運営しており、ログインできれば決済されてしまうものであるので、Facebookアカウントのパスワード管理には十二分に注意しよう。

 

ちなみに、いまのところBit Coin自体のセキュリティに問題は生じていないが、仮想通貨イーサリアムはクラッキングの被害にあっている。

>> Gigazine仮想通貨のイーサリアムが9億円超盗まれる、7月に入ってなんと4度目の被害

 

 

公正価値がわからない

株式であれば、財務諸表から「理論株価」が計算できる。

>> 楽天証券「ホンネの投資教室第186回: 理論株価の計算式を考える(序論)

 

これはどこまで簡便化するか、どこまで詰めるかによって数値は変わり、証券会社各社によって違う理論株価が発表されていることも多いのだが、それでも確かに算出方法は存在している。

一方で、個人に対して財務諸表の公開は義務つけられていない。

当然VAは株式とは異なった仕組みで動いているので、株式のルールと乖離していても良いのだが、適正なVA価格の基準はないので、割高なのか割安なのかは、新しい基準か、感覚的に捉えるしかない。

 

 

リスクは少なそうだが、よく指摘されるVALUでのマネーロンダリング

たまにマネーロンダリングに使われうるという指摘があるが、基本的にBit Coinのやり取りは全て記録されるものであるため、悪い金の出どころをくらますのには向いていないだろう。

>> Bit Coin Newsビットコインの資金洗浄リスクは銀行以下と評価、英国政府が発表

 

 

将来的に発生するVALUのリスク

VALUというサービスには、日々新たな機能や規約が追加されていっている。

今後もあらたなリスクが生じる可能性があって目が離せないが、同時に将来発展していくワクワク感もある。

個人が目的を達成するために資金調達でき、個性や能力を優待として還元する。それでいて、SNSのようなコミュニケーション性も持っている。

VALUの良い部分を発展させていけるよう、リスクを正しく理解してVALUを使用したい。

 


 

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>> https://valu.is/taroudetonation

 


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