「起業の科学」の心構えとフレームワーク【書評/要約】



今年に入ってから、とりあえず孫さんに倣って、毎日ビジネスアイデアをブレストしています。

が、行き詰ってきたので、インプットも並行。

アイデア立案のフレームワークも載っていたのと、最近本を読めていなかったので購入。

 

 

以下、要約と所感、書いていきます。

 

 

起業の科学の大前提

 

①課題にフォーカスする

スタートアップにありがちだが、自分たちが作りたいプロダクトを作るだけ作っても、誰かの悩みも解決できないプロダクトは不毛。本書では「グーグルグラス」の例があがっていた。

また、”あなた”がなぜその課題を解決したいのか、わかりやすく語れる必要がある。資金調達するにせよ、仲間を集めるにせよ、共感が人を惹きつけるからだ。自分ごとの課題、それか仲間の課題である必要がある。

そして、課題の質を決めるには3要素ある。「①高い専門性」「②業界(現場)の知識」「③市場環境の変化(PEST)に対する理解度」だ。PESTとは、”politics””economy””society””technology”を指す。

 

 

②誰が聞いても良いアイデアは避けるべき

リソースが多い大企業につぶされてしまうためである。

とはいえ、ニッチすぎて将来成長性がない市場も避けるべきだ。

 

③顧客と会話する

あらゆるビジネスにおいて必ず共通するのは、顧客がいるということ。

本書の中盤1/3がCustomer Problem Fit、最後1/3がMarket Product Fitの話になっていたが、つまりところ、顧客がどんな反応をするかひたすらヒアリングせよという話。

仮説を持って顧客候補にぶつけてみて立証、それを複数の角度からひたすら続ける。

詳しくは、CPF・MPFの項で述べる。

 

 

シンプルな事業計画書「リーンキャンバス」

ビジネスアイデアを作り込むよりは、シンプルな事業計画書であるリーンキャンバスを量産する。

アイデア出しのフレームワーク17

「中間プロセスを排除する」「アンバンドルする」「散り散りになっている情報を集約する」「休眠資産を活用させる」「戦略的自由度を与える」「組み合わせる」「他市場に持ち込む」「アービトラージする」「ローエンド化する」「サービス化/サブスクリプション化する」

詳しくは本書を買って読んでもらいたいが、フレームワークを念頭に置いて日々過ごすべきだろう。

日々の生活の中から、ビジネスアイデアが生まれやすくなるはずだ。

 

 

Customer Problem Fitと、ペルソナの設定

製品を作り出して実証実験をする前に、CPF(想定した問題を顧客が重要と感じているか)を検証する必要がある。

具体的な人物像を設定し、その人物のエンパシーマップを作って、対象となるペルソナの心理状態を深堀りする。

 

・ペルソナの例

・エンパシーマップの例

カスタマージャーニーで顧客の課題を明確にする

カスタマージャーニーマップは、顧客の購買行動の流れに沿って、顧客の「行動」、「思考」、「感情」を明確にしてプロットしたもの。

マップ化することで顧客の行動の全体像が俯瞰できる。

 

顧客・課題に対する打ち手の仮説を立証する

次に、今まで仮説として挙げた「顧客」「課題」「打ち手」を立証していく。

先ほど設定したペルソナが「顧客」、カスタマージャーニーで浮かび上がった不都合部分が「課題」となり、「打ち手」は当初決めていたもので構わない。

これらをボードに並べてみる。

 

これらはあくまで仮説の域を出ないので、オフィス・自宅を出て、ペルソナに似た顧客候補に実際にヒアリングをしてみよう。

その結果・学びによっては、事業がピボットすることになるかもしれないが、これを繰り返して、このサービスに価値があるのか検証していく。

 

 

Product Market Fit

顧客に合ったサービスか検証が終わったら、今度は”実用最小限の製品”を市場・直接顧客に出してみる。

細部にはまだ拘らず、恥ずかしい状態のうちに市場に出し、根本的なフィードバックに打ちのめされる。

これらの繰り返しで、サービスの方向性を市場に合わせ、そして最終的に細部まで質を上げていく。

 

手法として、スプリントキャンパス・スプリントカンバンボードが掲載されていたが、ここでは割愛。

 


 

以上。

スプレッドシートの上で綿密に計画を組んだところで、想定と顧客が違ったら一気に瓦解するわけで、仮説をざっくり組んで顧客(候補)とすぐ話して仮説立証!の繰り返しなんだろうなと。

バック・ミドルオフィス経歴のぼくとしては、ついPCにのめり込んでしまいがちなので、そこは直していかないとなー。

 

新規事業立案・スタートアップ初心者には良本かと!

 


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